2011年4月 グローバルマーケットニュースレター

アスタリスク・グローバルマーケットニュースレター2011年4月
*本ニュースは弊社が日本市場の国際マーケットでの更なる発展のため発信させていただいている日本語ニュースレターです
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◆◇◆2011年4月号 海外マーケット・ニューストピックス——-
━ジャイアント・ディール

■米財務省、1,470億ドル(約11兆7000億円)のモーゲージローン債売却へ
米財務省は2008年と2009年にファニー・メイとフレディ・マックより購入した住宅ローン債1,470億ドル(約11兆7000億円)を売却する。
毎月100億ドル分ずつを売却する。購入希望者には複数の大手銀行や保険会社が名乗りをあげている。
なお、米政府はこの売却により150-200億ドルの利益を得られると見られている。
■ヨーロッパ最大の物流REITを巡り一波乱
蘭APGと豪Goodman率いる投資家グループが、ヨーロッパ物流不動産最大手のREIT・ProLogis European Properties(PEPR)の、スポンサーおよびオペレーターのProLogisのREIT株持ち分の買い取りと運営の切り替え提案をオファー。提案時点でのPEPRのマーケットキャップは約11億ユーロ(約1,320億円)
PEPRの33%の発行済株式を保有するProLogisは自身のREIT持ち分の売却を断り、その後、APGとGoodmanのグループがProLogisに対して提案した一株6.00ユーロよりも高い6.10ユーロで市場で他投資家からの持ち分を買い始めている。
ロンドン市場での4月15日時点でのPEPRの株価は6.20ユーロまで上昇している。今後双方の新たな動きが注目される。
■ブラックストーンが工業不動産ポートフォリオの6億ドルのメザニンローン取得
米ブラックストーンは、米西海岸を中心に構成される、複数の機関投資家が保有する工業不動産のポートフォリオ・CalWESTのメザニンローンを6億ドルで取得。ポートフォリオ全体の価値は22億ドル。ブラックストーンは今回のローン取得で、ポートフォリオに大きな影響力を持つと見られる。
ブラックストーンは昨年もProLogisから180棟の工業不動産ポートフォリオを10.2億ドルで取得、今年に入ってからも米Centro Propertiesから、全米のショッピングセンターのポートフォリオを約94億ドル(約7,500億円)で取得など大型投資が続く。
━アジアンストリーム

■リー・カ・シン氏、香港で人民元建てREIT開始か
香港の長江実業率いるリー・カ・シン氏が香港市場での初の中国元建てのREITを上場へ。
香港の投資家が保有する人民元の増加と(2011年1月時点で約4兆7000億円)、高まる人民元建て投資ニーズに応える。当初の対象となる資産は北京の中心部に位置する複合商業施設オリエンタル・プラザ。オリエンタル・プラザの開発会社はリー・カ・シン氏と傘下のグループ会社ハッチソン・ワンポアが過半数の株式を保有コントロールする中国企業。
■シンガポール、住宅取引価格が市場最高値に迫る
シンガポール・URA(Urban Redevelopment Authority)の発表によると、2011年第一四半期の住宅価格は前期比から2.1%の上昇。
7四半期連続の上昇を記録しており、昨年度からは18%上昇している。今後もマリーナベイの開発に合わせ、大型住宅の供給が続く。
━世界中でホテル取引が活況

■世界各地で景気回復に伴うホテル業の業績回復期待から、名門ホテルの大型取引が活発。
マイアミのサウスビーチの名門ホテルThe Royal Palmホテルが1億3000万米ドル、パリのマリオット・シャンゼリゼホテルが2億1500万ユーロで売却。
一方、ニューヨークの名門ホテルHotel Chelseaは2010年末より売りに出ていますが、老朽化などへの懸念から未だに買手がついていません。
■モルガンスタンレーがヨーロッパのホテルポートフォリオ売却。
モルガンスタンレーはヨーロッパの7つのホテルが含まれるポートフォリオを4億5000万ユーロ(約540億円)でレバノン人富豪へ売却。
ホテルはヨーロッパ主要都市の6つのインターコンチネンタルとフランス・カンヌの超名門ホテル、カールトンホテルが含まれる。
━ちょっと気になるニュース

■サウジ、政情不安を受けて大盤振る舞いか?
サウジアラビアは2015年までに、総額5,800億ドル(約4兆8000億円)のインフラへの大型投資を行うと発表。そのうち、約667億ドル(約5,500億円)は50万戸の新規住宅の建設に充てられる。
■エンパイアステートビルが5億5000万ドルかけて改築へ
マンハッタンのシンボル・エンパイヤステートビルがLEEDのゴールド評価獲得へ5億5000万ドルかけて改築へ。
LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)はアメリカの代表的な環境性能評価基準(グリーンビルディングの評価基準)で、ビルの建材の環境性、二酸化炭素排出量の制限、インフラの仕様効率等が高いレベルで要求される。ゴールド評価の適格要項は極めて高い。
今回の改築で、38%の消費エネルギーが削減でき、年間約3億6500万円分の節約に繋がるとしている。
━欧米投資家の動き

■スウェーデン系のドイツオープンエンドファンド・SEBは、8億ユーロ(約960億円)規模のアジアファンド第2弾の募集・運用を5月から開始する。投資対象地域は香港、シンガポール、中国、オーストラリア。日本に関しては震災後の混乱が修まるまでは慎重に様子を見る意向。
━海外投資家の日本へ対してのムード(アスタリスクより)

■今回の日本の震災後の原発問題を受け、全体的に海外投資家は一時様子見というムードが多くなっております。
しかしながら、当初懸念された、日本が長期にわたって投資対象になりえないのではないかという最悪の事態を想定した動きも静まりだし、
現在は目下の混乱と事態の収束を待って、香港でのSARS危機事と同じような一時的な事態として対処していくというムードになっているといえます。
そんな中での、ポシティブなチェンジとしては、
一部で逆に今回の震災後の調整局面などを機に、積極的にチャンスを探って行く意向を持っているアジアの大型投資家も少なくありません。
また、今まで投資対象を都心のオフィスなどに限定されていた投資家が、高級デパートやブティックなどのリテール不動産、大阪や福岡と言った地域の不動産への今後の投資も検討を始めるなどの動きも見受けられます。これからの調整局面での大型案件などでは、アジア系の投資家は大きな鍵を握っていると言えます。
*本ニュースが多くの人にご覧頂き、
更なる関係業界の発展に寄与できればと願っておりますので、ご興味のあるご同僚や知人の方々へご転送いただければ幸いです。
*本ニュースは弊社のネットワークを通して、グローバルな市場関係者、ファンドマネージャー、メディアからの情報を元にお伝えしております。
◆◇◆海外投資家の投資ニーズ(2011年4月)——-
弊社の顧客のアジア系投資家からは積極的に日本のコア不動産の購入を検討していきたいという非常に強いニーズも頂戴しております。
確度の高い形の相対形式などピンポイントで世界的な有力投資家と商談をさせていただきますので、所有者様にとっても最適の機会となるマッチングができるものと考えております。
海外投資家との直接の強いリレーションがある点が、弊社の最大の強みですので、
売却案件等で海外投資家とのビジネスをご検討中であれば、ぜひ弊社までお声掛け頂ければ幸甚でございます。
【現状の投資ニーズ】
現在依頼されています、
投資ニーズをおおまかに下記お伝えさせて頂きます。
—オフィス—
1. 50~150億円、都心5区、大阪中心部、Bクラスビル、利回り5.5%程度~、築15年程度まで、
2. 50~300億円(投資家によっては上限無し)、都心3区、非常に高い視認性やブランド力のあるビル、築10年程度
3. 30億以下、都内主要区、利回り6.5%程度、築20年以内、稼働中
—レジデンシャル—
1. 40~100億程度、港区、渋谷区等の好立地、高い視認性、クオリィティと立地重視、利回り(立地優先)、築10年程度まで
2. 約30億円程度まで、主に東京城南エリア、利回り6.5%以上、築15年以内
3. 約10億円まで、東京23区内、利回り6.5%以上、築15年以内
—ホテル—
1. 20~80億円、東京都内、京都、大阪、福岡等の大型都市のビジネスホテル、利回り6.5%程度~、築10年程度
2. 約300億円程度まで(案件によっては更なる検討可能)4-5星クラスのシティホテルまたはリゾートホテル、(東京、大阪、京都、沖縄)
—リテール—
1. 30~250億円(投資家によっては上限無し)、銀座・渋谷・代官山・青山・原宿・表参道・心斎橋(大阪)・梅田(大阪)で非常に視認性の高い築浅の商業施設、利回りは案件によって応相談
2. 都心大型商業施設(デパートなど)、新宿、渋谷、銀座、立地と視認性重視、投資額の上限ナシ
–その他—
1. 海外のホテルオペレーターからの都市型フル・サービスホテルの運営ニーズ。4つ星からラグジュアリークラスの世界的なオペレーターから多数ニーズがございます。デベロッパー様などへ、大型開発案件でもアンカーとなる世界的なオペレーターからのニーズをご案内させていただきます。
その他上記に含まれていないニーズや、老人ホームなどのニーズも多数頂戴しております。
海外投資家のニーズに関するご照会につきましても、お気軽に弊社宛ご連絡下さいませ。
【弊社顧客の投資家属性】
海外REIT、銀行、ソブリン系ファンド、ホテル事業会社、大手デヴェロッパー、ファミリーオフィス、一般事業会社、富裕個人投資家等。
グローバルマーケットでの一流のプレイヤーと広くお付き合いさせて頂いておりますが、それ以外にも弊社独自のリレーションとして、海外の大手事業会社の創業者等のスーパーリッチ層投資家とも懇意にさせて頂いております。また、主な拠点地域もアジア、西ヨーロッパ、ロシア、北米、中東と多岐にわたっております。
【海外案件】
弊社の顧客や提携先などのネットワークから、海外市場での大型ファンド等保有優良案件、民間または政府主導の有望な開発計画の日本企業・投資家への打診を多数頂いております。
成熟したヨーロッパ市場での安定した高い利回りの不動産投資機会や、アジアなどの急成長するエマージングマーケットでの高い成長が期待されるプロジェクトなど、各々のマーケットでのマーケットリーダーからの案件等の窓口業務を委託されております。海外案件にご興味お持ちの際は、お気軽に弊社宛ご連絡下さい。
◆◇◆その他の弊社の取り組み
弊社では海外投資家に関する様々な情報を発信することで、日本の不動産プレーヤーと海外投資家との間にある垣根を取り除き、
日本の不動産マーケットの回復と、グローバルマーケットでの更なる成長を促進できればと願っております。
■綜合ユニコム様が発行されている「月刊プロパティマネジメント」におきまして、弊社マネージングディレクター伊藤による連載記事が掲載されております。
4月26日に発行されます2011年5月号でのテーマは「日本の復興に海外資金は活力となりえるか?」となっております。皆様にとって少しでも有益な情報が発信できればと考えております。是非ご覧ください。
月刊プロパティマネジメント: http://www.sogo-unicom.co.jp/property/index.html
■海外の大手不動産会社と共同で、海外マーケットやプロジェクトの紹介やセミナー、案件組成なども企画しております。ご賛同いただけるパートナー、ご興味のある企業様等ございましたらご連絡いただければ幸いです。
今後もよりいっそうの日本のマーケットのグローバル化と、世界での躍進に貢献するべく尽力させて頂きます。
今後とも宜しくお願い致します。
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